准看護師試験は、都道府県知事が実施する准看護師免許取得のための資格試験です。看護師国家試験とは異なり都道府県ごとに実施されますが、出題基準や難易度は全国でほぼ共通しています。
試験は例年2月頃に実施され、合格発表は3月頃です。受験資格を満たし、試験に合格した後に免許申請を行うことで准看護師として働けます。
受験を予定している人は、まず試験日程や出願期間を確認し、計画的に準備を進めることが大切です。
准看護師試験の概要と受験資格
准看護師試験の受験資格は、都道府県知事が指定した准看護師養成所を修了、または修了見込みであることが基本条件です。
主な受験対象者は以下のとおりです。
- 准看護師養成所の修了者
- 卒業見込みの学生
- 過去の受験者
- 受験資格認定を受けた人
年齢制限はなく、社会人から資格取得を目指す人も少なくありません。
試験日程・出願時期・合格発表の流れ
准看護師試験は都道府県ごとに日程が異なりますが、一般的なスケジュールは以下のとおりです。
- 10〜12月頃:出願受付
- 2月頃:試験実施
- 3月頃:合格発表
受験料は自治体によって異なりますが、6,000〜7,000円程度が目安です。
合格発表は自治体のホームページで受験番号が公表されるケースが一般的です。最新情報は必ず各自治体の公式サイトで確認しましょう。
准看護師試験の出題科目・試験形式・合格基準
准看護師試験は、看護の基礎知識から専門領域まで幅広く出題されます。
試験形式はマークシート方式の四肢択一問題で、全150問です。出題範囲は養成所で学ぶ内容が中心のため、授業や実習内容をしっかり理解していれば十分対応できます。
まずは出題科目と合格基準を把握し、効率的に学習を進めましょう。
出題される11科目と問題数の内訳
准看護師試験では以下の11科目から出題されます。
| 科目 | 問題数 |
|---|---|
| 人体の仕組みと働き | 9 |
| 栄養 | 3 |
| 薬理 | 4 |
| 疾病の成り立ち | 8 |
| 保健医療福祉の仕組み | 2 |
| 看護と法律 | 2 |
| 基礎看護 | 48 |
| 成人看護 | 36 |
| 老年看護 | 14 |
| 母子看護 | 12 |
| 精神看護 | 12 |
特に基礎看護と成人看護で全体の半数以上を占めるため、重点的な対策が重要です。
合格基準・合格率・難易度を解説
准看護師試験の合格基準は、総得点の60%以上が目安です。150点満点の場合、90点以上が合格ラインとなります。
近年の合格率は以下のとおりです。
| 年度 | 合格率 |
|---|---|
| 令和2年度 | 99.0% |
| 令和3年度 | 98.0% |
| 令和4年度 | 97.9% |
| 令和5年度 | 98.2% |
| 令和6年度 | 98.9% |
合格率は非常に高いものの、試験が簡単という意味ではありません。
養成所で十分な教育を受けた受験者が受験しているため高い合格率になっています。油断せずに過去問演習を重ねることが大切です。
准看護師試験の過去問はどこで入手できる?
准看護師試験の勉強では、過去問の活用が最も効果的です。
実際の出題形式や頻出分野を把握できるため、効率よく得点力を伸ばせます。特に試験直前期は過去問中心の学習がおすすめです。
過去問題・正答を公開している自治体の探し方
自治体によっては過去問題や正答を公開しています。
代表的な例として以下があります。
- 埼玉県
- 神奈川県
- 関西広域連合
自治体名と「准看護師試験 問題」「准看護師試験 正答」で検索すると見つかることがあります。
令和7年解答や令和8年問題を探している場合も、まずは自治体公式サイトを確認しましょう。
過去問を使った効率的な勉強方法
過去問は解くだけでは効果が半減します。
おすすめの手順は以下のとおりです。
- まず1年分解く
- 間違えた問題を確認
- 解説や教科書で復習
- 弱点分野を整理
- 3〜5年分繰り返す
また、本番と同じ150問・150分前後を意識して解くことで、時間配分の感覚も身につきます。
准看護師試験に合格するための勉強法と対策ポイント
准看護師試験の合格率は高いものの、試験直前だけの勉強では不十分です。
計画的に学習し、過去問演習と弱点克服を繰り返すことで合格に近づきます。
特に150問を限られた時間で解くため、知識だけでなく時間配分も重要なポイントです。
試験までの学習スケジュールの立て方
試験対策は時期ごとに進めると効率的です。
3か月前
- 教科書の総復習
- 基礎知識の確認
- 苦手科目の洗い出し
1か月前
- 過去問演習中心
- 間違えた問題の復習
- 弱点補強
直前期
- 暗記事項の確認
- 模擬試験
- 生活リズムの調整
無理な詰め込み学習よりも、毎日継続する方が効果的です。
得点を伸ばしやすい科目と苦手分野の克服法
効率良く得点を伸ばすなら、問題数の多い科目を優先しましょう。
特に重要なのは以下です。
- 基礎看護
- 成人看護
- 老年看護
苦手分野はノートにまとめ、図表を使って整理すると理解しやすくなります。
また、暗記だけに頼らず「なぜそうなるのか」を理解することで応用問題にも対応しやすくなります。
准看護師試験当日の流れと注意点
試験当日は緊張しやすいため、事前準備が重要です。
会場や集合時間を確認し、余裕を持って行動することで本来の実力を発揮できます。
当日のスケジュールと持ち物
一般的なスケジュールは以下のとおりです。
- 13時頃集合
- 13時30分試験開始
- 16時頃終了
持ち物は以下を確認しましょう。
- 受験票
- HB鉛筆
- 消しゴム
- 腕時計
- 身分証明書
遅刻・忘れ物を防ぐための準備
試験前日は早めに就寝し、持ち物を準備しておきましょう。
また、以下も確認しておくと安心です。
- 会場までの経路
- 交通機関の運行状況
- 集合時間
- 受験票の有無
当日に慌てないためにも、前日までに準備を完了させておくことが大切です。
まとめ
准看護師試験は、都道府県知事が実施する資格試験で、例年2月頃に行われます。試験は11科目・150問で構成され、合格ラインは総得点の60%程度が目安です。
近年の合格率は98%前後と高い水準ですが、これは養成所で十分な教育を受けた受験者が受験しているためであり、対策なしで合格できる試験ではありません。
まずは自治体の試験日程や出願期間を確認し、過去問演習を中心に学習を進めましょう。特に基礎看護や成人看護など問題数の多い科目を重点的に対策することが重要です。
日程確認→出願→過去問演習→苦手分野の克服という流れで準備を進めれば、合格は十分に目指せます。計画的に学習を進め、自信を持って本番に臨みましょう。