埼玉では夜間制だけでなく半日制の准看護師学校も探す

埼玉県で准看護師学校を探すなら、夕方以降だけの完全な夜間制に限定せず、午後中心の半日制や昼間定時制まで候補を広げるのが現実的です。県内には働きながら通いやすい学校がありますが、「夜間」「定時制」「就労可能」は同じ意味ではありません。

准看護師になるには、原則2年間、講義・演習・臨地実習を履修し、都道府県の准看護師試験に合格する必要があります。学校を比較する際は、次の項目を確認しましょう。

午後中心の学校でも、毎日同じ時間割とは限りません。課程名や「働きながら通える」という案内だけで判断せず、2年間の予定を確認することが大切です。

夜間制・半日制・昼間定時制の違い

夜間制は夕方以降、半日制は午前または午後、昼間定時制は全日制より限られた昼間の時間帯で学ぶ形式を指すのが一般的です。ただし、名称の使い方は学校ごとに異なります。課程名ではなく、実際の開始・終了時刻で判断しましょう。

通信制だけで准看護師資格は取得できない

准看護師資格を初めて取得する場合、通信教育だけで課程を修了することはできません。検索結果に表示される通信制は、実務経験のある准看護師が正看護師を目指す2年課程などの場合があります。入学条件と取得できる免許を確認してください。

埼玉県内の准看護師学校を通学エリアから絞り込む

埼玉県内には、医師会立を中心に複数の准看護師学校があります。ただし、すべての学校が夜間課程や半日制を設けているとは限りません。まずは埼玉県や埼玉県医師会の一覧から、自宅と勤務先の両方から通える学校を抽出しましょう。

エリア主な学校例
川口・県南桔梗十字専修学校、草加八潮医師会准看護学校
さいたま周辺大宮医師会立大宮准看護学校
川越・朝霞川越市医師会川越看護専門学校、朝霞地区医師会立朝霞准看護学校
所沢・入間・飯能所沢准看護学院、入間准看護学校、飯能看護専門学校
熊谷・県北熊谷准看護学校、北埼玉医師会准看護学校
県央・県東鴻巣准看護学校、幸手看護専門学校第三学科など

掲載校の募集状況や授業時間は変わる場合があります。各校が完全な夜間制、半日制、昼間定時制のいずれに該当するかは、最新の募集要項で個別に確認してください。

川越・所沢・川口など地域別に候補校を探す

学校選びでは、自宅・勤務先・学校・実習先の四地点を基準にします。午前勤務後に登校する場合、勤務先から学校までの移動時間が重要です。川口駅から近い桔梗十字専修学校など、駅から徒歩で通える学校は移動負担を抑えやすいでしょう。

募集停止や授業時間の変更を公式情報で確認する

所沢准看護学院を含め、募集状況や授業時間は年度によって変更される可能性があります。「閉校」などの検索候補や古い比較記事だけで判断せず、埼玉県の学校一覧、各校の公式サイト、最新の募集要項を確認し、不明点は直接問い合わせましょう。

働きながら通えるかは授業と臨地実習で判断する

准看護師学校へ働きながら通えるかは、通常授業だけでなく、臨地実習を含む2年間全体の日程で判断します。午後中心の時間割なら午前中に看護助手や介護職として働ける場合がありますが、終日授業、試験、補講が入る可能性もあります。

説明会や個別相談では、自分の勤務表を見せながら次の点を質問すると具体的に判断できます。

「働きながら通学可能」という表現だけでなく、自分が週に何時間働き続けられるかまで確認しましょう。

通常授業は勤務時間と移動時間を重ねて確認する

勤務表と学校の時間割を一週間の表に重ね、残業、着替え、昼食、乗り換えまで含めて計算します。授業開始時刻に間に合っても、自習や睡眠の時間が残らなければ継続は困難です。遅延などに対応できる余裕も確保しましょう。

臨地実習中は勤務を減らす可能性がある

臨地実習では朝から医療機関へ通い、終了後に実習記録や翌日の準備を行う場合があります。通常授業中は働けても、実習期間には時短勤務、有給休暇、休職が必要になる可能性があります。入学前に勤務先へ相談し、収入減にも備えてください。

学費・入試・支援制度も含めて学校を比較する

通学可能な学校を絞ったら、学費、入試、卒業までの支援体制を比較します。学費は授業料だけでなく、入学金、施設費、実習費、教科書、白衣、看護用品、予防接種、通学費まで含めて考えましょう。

利用できる可能性がある支援制度には、次のようなものがあります。

対象講座や雇用保険などの要件があるため、学校やハローワークへの確認が必要です。病院奨学金は、卒業後の勤務義務や、退学・早期退職時の返済条件も確認してください。

学費と収入減を合わせた実質負担額を計算する

学校ごとの費用は、次の式で比較すると整理しやすくなります。

実質負担額=学校納付金+教材・交通費+実習中の収入減-給付・免除額

半日制によって収入を維持できれば、学費が多少高くても家計全体の負担を抑えられる場合があります。

入試難易度より卒業までの支援体制を確認する

「受かりやすい准看護学校」を倍率だけで選ばず、国語・数学・作文・面接などの試験科目や、社会人・推薦入試の有無を確認しましょう。補講、個別指導、准看護師試験対策、就職先紹介、正看護師課程への進学支援も重要な比較項目です。

埼玉の准看護師学校は2年間の総費用で比較する

埼玉県で学費が安い准看護師学校を探すときは、授業料ではなく、卒業までに必要な総費用で比較することが重要です。初年度納入金が安くても、2年次の授業料や実習費、教材費が加わると、別の学校より負担が大きくなる可能性があります。

比較する際は、次の費用をすべて洗い出しましょう。

月額表示の費用は在学期間分、年額表示は2年分に換算します。公式サイトに記載のない費用は、募集要項を取り寄せるか、学校説明会で確認してください。

初年度納入金だけでは学費の安さを判断できない

「初年度納入金」には、教材費や白衣代、実習先への交通費などが含まれていない場合があります。安さを正確に判断するには、入学から卒業までに学校へ支払う金額と、別途発生する実費を合計し、同じ条件にそろえて比較する必要があります。

准看護師養成課程と看護師課程を区別する

検索結果には、3年制の看護師養成課程や、准看護師免許を持つ人が正看護師を目指す2年課程も表示されます。初めて准看護師を目指す人が選ぶのは、原則2年間で都道府県の准看護師試験の受験資格を得る准看護師養成課程です。

埼玉県内で学費を抑えやすい准看護師学校の探し方

埼玉県内には、医師会立を中心に、比較的学費を抑えやすい准看護師学校があります。候補には、桶川北本伊奈地区医師会立准看護学校、熊谷准看護学校、朝霞地区医師会立朝霞准看護学校、草加八潮医師会准看護学校などがあります。

ただし、学校ごとに学費へ含める項目が異なるため、公表された金額だけで安さの順位を決めるのは適切ではありません。最新の募集状況や費用は、埼玉県の学校一覧と各校の公式情報で確認しましょう。

比較項目確認する内容
学校納付金入学金、授業料、施設費、実習費
別途費用教材、白衣、看護用品、試験費用
支払い方法一括、前後期、月払い、分納
優遇条件地区内料金、指定施設での勤務
支援制度給付金、奨学金、学費免除

学費の内訳を同じ条件にそろえて比較する

学校ごとの費用は、次の式で比較すると整理しやすくなります。

2年間の実質負担額=学校納付金+別途費用+交通費+収入減-給付・免除額

給付金を利用できても、教材費や通学費が対象外になることがあります。学校へ支払う金額だけでなく、家計から実際に出ていく金額を算出しましょう。

地区内料金や通学費まで含めて候補校を絞る

医師会立の学校では、地区医師会の会員施設で働く学生に優遇料金を設けている場合があります。対象となる勤務先や勤務時間、途中退職した場合の扱いまで確認が必要です。

また、自宅から遠い学校は、学費が安くても2年間の定期代や実習先への交通費が増えます。通学時間による就労可能時間の減少も含めて比較してください。

給付金・奨学金で実質負担額を減らす方法

准看護師学校の費用を抑えるには、まず返済不要の給付制度を確認し、不足する分を奨学金や貸付で補う順番が基本です。利用を検討できる制度には、次のようなものがあります。

制度ごとに対象者、申請期限、返済義務が異なります。「奨学金」という名称でも、返済が必要な貸付と、条件を満たすことで返済が免除される制度があるため、契約内容を確認しましょう。

返済不要の給付制度を先に確認する

専門実践教育訓練給付金は、対象講座と雇用保険などの要件を満たす場合に利用できます。ただし、すべての准看護師学校が対象とは限りません。受給資格や申請期限を、出願前に学校とハローワークの双方へ確認することが大切です。

病院奨学金は勤務義務と返済条件を確認する

病院奨学金は、卒業後に指定施設で一定期間働くことで返済が免除される場合があります。利用前に、勤務年数、配属先、退学・留年時の扱い、早期退職時の返済額、他制度との併用可否を確認し、就職先の選択が制限される点も踏まえて判断しましょう。

働きながら卒業できるかも学校選びの基準にする

埼玉県には、午後中心や半日制の授業を採用し、働きながら通いやすい准看護師学校があります。ただし、半日制は夜間制と同じ意味ではなく、フルタイム勤務を2年間続けられるとは限りません。

候補校の募集要項や説明会では、次の項目を確認しましょう。

通常授業中は午前勤務ができても、臨地実習が始まると勤務日数を減らす必要があります。学費だけでなく、家賃や食費などを含む生活費も準備しておくことが、途中で学業を断念しないための重要な対策です。

授業時間と臨地実習中の収入減を試算する

臨地実習は朝から夕方まで行われ、終了後に記録や翌日の準備が必要になる場合があります。実習期間中に勤務を減らすなら、収入減×実習月数を資金計画へ加えましょう。有給休暇、時短勤務、休職を利用できるかも勤務先へ早めに相談します。

受かりやすさより卒業・資格取得までの支援を見る

「受かりやすい准看護学校」を倍率だけで選ぶのではなく、入試科目、社会人・推薦入試の有無、准看護師試験の合格状況、補講や個別指導、就職・進学支援を確認しましょう。

安く入学できても、中退すれば費用は回収できません。入学時の安さより、2年間継続して卒業できる環境かを重視することが大切です。

埼玉県には働きながら通える准看護学校がある

埼玉県には、仕事と両立しながら原則2年間で准看護師を目指せる学校があります。資格取得までの基本的な流れは次のとおりです。

  1. 准看護学校の入学試験に合格する
  2. 講義・演習・臨地実習を履修する
  3. 都道府県が実施する准看護師試験に合格する
  4. 免許を申請して准看護師として働く

県内には、午後から授業を行う学校や、週の一部に終日授業を行う学校などがあります。午前中に看護助手や介護職、パートとして働ける場合もありますが、授業時間は学校ごとに異なります。

「働きながら通える」という情報だけで判断せず、最新の募集要項と時間割、実習日程を確認しましょう。

午後中心・半日制でも授業時間は学校ごとに異なる

半日制でも、毎日午後に通う学校や終日授業が入る学校など、日程はさまざまです。

これらを確認し、現在の勤務を続けられるか判断しましょう。

通信制だけでは准看護師資格を取得できない

准看護師資格を初めて取得する場合、通信教育だけで完結することはできません。講義や学内演習に加え、医療機関などでの臨地実習が必要です。

通信制は、一定の条件を満たした准看護師が正看護師を目指す課程などと混同しないよう注意してください。

埼玉県内の准看護学校と通学先の選び方

埼玉県内には、川口、朝霞、川越、所沢、熊谷、羽生など各地域に准看護学校があります。主な学校例は次のとおりです。

エリア主な学校例
川口・県南桔梗十字専修学校、草加八潮医師会准看護学校
さいたま周辺大宮医師会立大宮准看護学校
朝霞・川越朝霞地区医師会立朝霞准看護学校、川越看護専門学校准看護学科
所沢・入間・飯能所沢准看護学院、入間准看護学校、飯能看護専門学校准看護科
熊谷・羽生熊谷准看護学校、北埼玉医師会准看護学校
県央・県東鴻巣准看護学校、幸手看護専門学校第三学科など

募集を停止している学校や課程もあるため、埼玉県と各校の公式サイトで最新の募集状況を確認してください。

所沢・朝霞・川口など自宅から通いやすい学校を探す

学校は所在地だけでなく、利用する路線や駅からの移動時間も含めて選びましょう。午前勤務後に通学する場合、乗り換えの多さや電車の遅延も両立のしやすさに影響します。

川口駅から徒歩で通える桔梗十字専修学校など、駅に近い学校は通学時間を抑えやすい点がメリットです。

学校名より自宅・勤務先・実習先の移動時間を重視する

働きながら通う場合は、自宅・勤務先・学校・実習先の四地点で移動時間を確認します。

片道の差が小さくても、2年間では大きな負担差になります。

仕事と授業・臨地実習を両立する方法

仕事と准看護学校を両立できるかは、通常の授業だけでなく、臨地実習を含む2年間全体で判断する必要があります。午後授業を中心とする学校では、次のような生活が一例です。

在学中の仕事は病院に限りません。現在の勤務先が授業や実習に合わせてシフトを調整できるなら、慣れた仕事を続ける方法もあります。

一方、看護助手として働けば医療現場の流れを学びやすく、学生の勤務に理解がある病院では実習中のシフトも相談しやすい場合があります。

通常授業中は午前勤務や休日勤務を組み合わせる

午後授業の学校なら午前勤務、登校日が限られる学校なら休日勤務を組み合わせられます。ただし、授業後には課題や試験勉強も必要です。

空いている時間をすべて勤務に充てず、睡眠、自習、家事・育児、休息の時間を残しましょう。

2年次の実習中は勤務時間を減らす準備をする

臨地実習では早朝から医療機関へ通い、終了後に実習記録を作成する場合があります。フルタイム勤務との両立が難しくなる可能性もあります。

入学前に勤務先へ相談し、有給休暇、勤務日数の削減、休職、シフト変更などの選択肢を確認してください。

1週間の余力=168時間-仕事-授業・実習-通学-自習-家事・育児-睡眠

余力がほとんど残らない場合は、勤務時間や通学距離の見直しが必要です。

学費・入試・就職支援から准看護学校を比較する

埼玉県の准看護学校を選ぶ際は、授業料の安さだけでなく、卒業までにかかる総費用を比較しましょう。

入試では国語、数学、作文・小論文、面接などが行われる傾向がありますが、科目や選考方法は学校ごとに異なります。「受かりやすい学校」と断定できるものではないため、過去問題や募集人数、社会人入試、推薦制度を確認してください。

学費の総額と利用できる支援制度を確認する

利用を検討できる制度には、埼玉県の奨学金、日本学生支援機構の奨学金、専門実践教育訓練給付金、病院の学費支援、学校独自の分納制度などがあります。

対象条件は制度ごとに異なります。病院の支援では、卒業後の勤務義務や途中退学・早期退職時の返済条件も確認しましょう。

受かりやすさより卒業・就職・正看護師への進学実績を見る

入学のしやすさだけで学校を選ぶと、時間割や実習との両立が難しくなる可能性があります。

説明会では、自分の勤務時間や家庭状況を伝えて相談しましょう。

川口市の教育費相談は子どもの学校段階と目的で窓口を選ぶ

川口市で教育費を相談する場合は、子どもの学校段階と必要な費用によって窓口を選びます。小中学校の学用品費や給食費、高校・大学などへの進学費用、ひとり親家庭への支援では、担当部署と利用できる制度が異なるためです。

相談内容主な制度・相談先
小中学校の学用品・給食・修学旅行費就学援助/在籍校・教育委員会指導課
高校・大学などの進学費用奨学資金貸付/教育委員会庶務課
入学時の一時的な費用福祉資金貸付/福祉総務課
ひとり親家庭への支援子育て支援課・母子父子自立支援員
不登校・発達・学習などの悩み川口市立教育研究所の教育相談室

制度や連絡先は変更される場合があります。相談前に川口市公式サイトで最新情報を確認してください。

小中学校の費用は在籍校・教育委員会指導課へ相談

小中学校の学用品費や給食費などに困っている場合は、まず子どもの在籍校へ相談します。国立・県立小中学校などでは教育委員会指導課への提出が必要になる場合があります。世帯状況を伝え、就学援助の申請方法と必要書類を確認しましょう。

進学費用やひとり親支援は担当窓口が異なる

高校・大学などへの進学費用は教育委員会庶務課、ひとり親家庭向けの給付や貸付は母子父子自立支援員が主な相談先です。母子父子自立支援員への相談は、電話048-271-9941で受け付けています。受付日時は最新情報を確認してください。

小中学生は川口市の就学援助を申請できる場合がある

川口市の就学援助は、経済的な理由で就学費用の負担が難しい家庭に対し、小中学校生活に必要な費用の一部を援助する制度です。主な対象費用には次のものがあります。

原則として川口市に住所があり、生計を同じくする世帯員の合計所得が認定基準を下回ることなどが条件です。生活保護を受けている世帯や私立小中学校に通う場合は、制度上の取り扱いが異なります。

申請は随時受け付けられていますが、学校が申請書を受理した日が認定の基準となるため、教育費の支払いが難しいと感じた時点で相談しましょう。

所得基準は世帯人数や家族構成によって異なる

就学援助の対象になるかは、一律の年収額だけでは判断できません。審査では収入ではなく所得が用いられ、同一生計の家族の人数や年齢構成などによって基準が変わります。

川口市が公開する目安所得基準額表を確認し、自分で対象外と決めつけず申請先へ相談しましょう。

年度途中や家計急変後でも相談・申請できる

年度途中でも就学援助を申請できます。離職、休業、病気、事業の売上減少などで家計が急変した場合は、直近の状況を踏まえて審査を受けられる可能性があります。

申請書に加え、直近3か月分の給与明細、離職証明書、売上減少を示す帳簿などを求められる場合があります。

高校・大学などの進学費用に利用できる支援制度

高校、大学、専門学校などへの進学では、小中学生向けの就学援助とは異なる制度を検討します。川口市や埼玉県、国などが設ける主な選択肢は次のとおりです。

各制度は、給付・貸付・補助や減免の3種類に分けて考えると比較しやすくなります。給付は原則返済不要ですが、貸付は卒業後などに返済が必要です。利用条件や募集時期も異なるため、進学先が決まる前から情報を集めましょう。

奨学資金・福祉資金は返済条件まで確認する

貸付制度を利用する際は、借りられる金額だけで判断しないことが大切です。

卒業後の家計まで試算し、無理なく返済できる制度を選びましょう。

ひとり親家庭は給付型の支援も確認する

ひとり親家庭では、子どもの進学資金だけでなく、保護者の資格取得や就業を支援する制度も利用できる場合があります。高等職業訓練促進給付金や自立支援教育訓練給付金などについて、母子父子自立支援員へ世帯状況と希望する進路を伝えて相談しましょう。

教育費を相談する前に確認したい申請手順と支給時期

相談する制度を事前に決める必要はありません。窓口には、誰の、何の費用を、いつまでに支払う必要があるかを伝えると、利用できる可能性のある制度を案内してもらいやすくなります。

相談前には次の情報を整理しておきましょう。

就学援助の支給日は、費目や認定時期によって異なります。新入学用品費のように個別の申請期限が設けられる費用もあるため、教育費が必要になる日から逆算して相談することが重要です。

必要書類と教育費が必要になる時期を整理する

申請では、申請書、口座情報、所得・課税証明書、給与明細、離職証明書などが必要になる場合があります。転入時期や家計状況によって提出書類は異なります。

審査や振込には時間がかかるため、支払期限、申請期限、支給予定日を確認し、早めに準備しましょう。

教育費以外の悩みは教育相談室へ相談する

教育費ではなく、不登校、情緒面、発達、学習の遅れ、就学先などの悩みは、川口市立教育研究所の教育相談室が相談先です。電話相談は048-267-1123で受け付けています。

学校や教育委員会への苦情と教育費相談も目的が異なるため、内容を整理して適切な窓口へ連絡しましょう。

准看護師の平均手取りは月24万円前後

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、准看護師の平均月収は約30.3万円です。税金や社会保険料を差し引いた手取りは月23万〜24万円程度が目安となります。

項目金額の目安
きまって支給する現金給与額約30.3万円
年間賞与その他特別給与額約63.7万円
推計年収約427.5万円
月々の手取り約23万〜24万円
年間手取り約320万〜340万円

推計年収は「月収×12か月+年間賞与」で算出した金額です。平均月収には、基本給だけでなく残業代や夜勤手当などが含まれる場合があり、基本給が約30万円という意味ではありません。

平均月収・賞与・年収から手取りを計算

手取りは、公的統計に直接掲載されている数値ではありません。額面の75〜80%程度として試算した目安です。

手取りの目安=額面給与×0.75〜0.8

扶養家族や前年所得、居住地、加入する健康保険などによって控除額は変わります。

給料から引かれる税金・社会保険料

給与明細では、主に次の費用が額面給与から差し引かれます。

同じ額面給与でも、年齢や扶養状況によって手取りは異なります。

初任給・40歳・夜勤なしの手取り目安

准看護師全体の平均月収には、経験豊富な人や夜勤を担当する人も含まれています。そのため、新卒者や日勤のみで働く人が、最初から平均額を受け取れるとは限りません。

条件額面の目安手取りの目安
初任給月20万〜25万円月16万〜20万円
全体平均月約30.3万円月23万〜24万円
40〜44歳年収約425万円条件により異なる

手取りを比較するときは、年齢だけでなく、経験年数、雇用形態、夜勤回数、勤務先の給与制度をそろえることが大切です。賞与の有無や残業時間によっても年間手取りは変わります。

准看護師の初任給は手取り16万〜20万円が目安

准看護師の初任給は、額面月20万〜25万円、手取り月16万〜20万円程度が目安です。入職直後の夏季賞与は、算定期間が短く、支給されないか少額になる場合があります。

また、2年目から住民税の控除が始まり、昇給しても手取りが減ることがあります。

40歳前後や夜勤なしでは勤務条件も確認する

40〜44歳の准看護師の平均年収は約425万円ですが、年齢だけで給料が決まるわけではありません。日勤のみやパート勤務なら平均を下回る場合があります。

夜勤なしは手当が付かない分、手取りが低くなりやすい一方、生活リズムや家庭との両立を重視できる働き方です。

准看護師と正看護師の給料・手取りの違い

同じ年度の公的統計で比較すると、准看護師の平均年収は約427.5万円、正看護師は約524.7万円です。両者には年間約97万円の差があります。

資格平均月収年間賞与推計年収
准看護師約30.3万円約63.7万円約427.5万円
正看護師約36万円台約80万円台約524.7万円

正看護師は国家資格で、自らの判断に基づいて看護を実践できます。准看護師は都道府県知事免許で、医師・歯科医師・看護師の指示を受けて業務を行います。資格手当や基本給、昇給、管理職への登用にも違いが生じやすい傾向があります。

平均年収には約97万円の差がある

額面年収に約97万円の差があっても、その全額が手取りの差になるわけではありません。収入が増えれば税金や社会保険料も変わるためです。

それでも正看護師は、応募できる求人や昇進、専門分野への道が広く、長期的な収入を伸ばしやすい傾向があります。

平均値だけで資格の収入差を判断しない

准看護師と正看護師では、平均年齢、勤続年数、勤務先、夜勤回数などの構成も異なります。統計上の年収差を、すべて資格だけによるものとは断定できません。

就職先を比較する際は、同じ地域・雇用形態・勤務条件の求人を確認しましょう。

准看護師が手取りを増やす方法

准看護師が手取りを増やすには、まず現在の給料が低い原因を確認する必要があります。給与明細を、次の3つに分けて考えましょう。

求人票では総支給額だけでなく、基本給と固定手当を分けて確認します。基本給が低いと、月給が高く見えても、賞与や退職金が少なくなる場合があるためです。

年収600万円は准看護師の平均を大きく上回るため、一般的な水準ではありません。高い基本給や豊富な経験、夜勤手当など複数の条件が必要になります。

給与明細を基本給・手当・賞与に分けて確認する

給与明細では、基本給、夜勤手当、残業代、控除額を確認します。住宅手当や家族手当の申請漏れがないか、就業規則も確認しましょう。

転職時は、賞与の支給実績、昇給額、夜勤回数、試用期間中の条件まで比較することが重要です。

夜勤・転職・正看護師への進学を比較する

手取りを増やす主な方法は次の3つです。

  1. 夜勤や休日勤務を増やす
  2. 給与水準の高い職場へ転職する
  3. 正看護師資格を取得する

夜勤は短期的に収入を増やしやすい一方、体力や生活リズムへの負担があります。転職では、給与だけでなく家賃、通勤費、年間休日も含めて比較しましょう。

実質的な可処分収入=年間手取り-仕事を続けるための追加支出

長期的な収入やキャリアの幅を広げたい場合は、学費や修業期間、仕事との両立を確認したうえで、正看護師への進学も検討できます。

働きながら准看護師になることは可能

勤務時間を調整しやすい仕事と准看護師養成所を選べば、働きながら資格取得を目指せます。准看護師になるまでの基本的な流れは次のとおりです。

  1. 准看護師養成所の入学試験に合格する
  2. 原則2年間、講義・演習・臨地実習を履修する
  3. 都道府県が実施する准看護師試験に合格する
  4. 免許を申請して准看護師として就職する

ただし、フルタイム勤務を2年間そのまま続けられるとは限りません。学校ごとに授業の曜日や時間、実習日程が異なるため、募集要項だけでなく最新の時間割も確認しましょう。特に臨地実習中は通常授業より拘束時間が長くなり、仕事のシフト変更が必要になる可能性があります。

半日制など仕事と両立しやすい養成所を選ぶ

半日制には、午後を中心に授業を行い、午前中に働きやすい学校があります。一方、全日制でも授業が週3日程度なら、ほかの日に働ける場合があります。名称だけで判断せず、登校日数、始業・終業時刻、実習期間を確認することが重要です。

通信制だけでは准看護師資格を取得できない

准看護師資格を初めて取得する場合、通信教育だけで完結することはできません。養成所で講義や演習を受け、医療機関などで臨地実習を行う必要があります。「通信制」は、一定の条件を満たした准看護師が正看護師を目指す課程などと混同しないよう注意しましょう。

学校と仕事を両立するスケジュールと注意点

働きながら准看護師を目指す場合は、通常授業だけでなく、臨地実習を含む2年間全体の予定から両立できるか判断します。半日制であれば、次のような組み合わせが一例です。

実際の登校日数や授業時間は学校によって異なります。仕事と学校を詰め込みすぎると、睡眠や自習時間が不足し、欠席や体調不良につながる可能性があります。入学前に通学時間や家事・育児も含めた1週間の予定表を作り、継続できる生活か確かめましょう。

授業期間は午前勤務や休日勤務を組み合わせる

午後に授業がある学校なら午前勤務、授業日が限られる学校なら休日勤務を組み合わせられます。ただし、授業後には課題や試験勉強も必要です。空いている時間をすべて仕事に充てず、週に少なくとも一定の自習・休息時間を確保しましょう。

臨地実習中は勤務時間を減らす準備が必要

臨地実習では、通常と異なる時間帯に病院などへ通い、終了後に実習記録を作成することもあります。フルタイム勤務との両立が難しくなる可能性があるため、勤務日数の削減、有給休暇、シフト変更が可能かを入学前に勤務先へ相談してください。

両立可能性は、次の式で確認できます。

1週間の余力=168時間-仕事-授業・実習-通学-家事・育児-睡眠-自習

計算後に休息時間がほとんど残らない場合は、勤務時間や通学距離の見直しが必要です。

在学中の仕事と病院の選び方

働きながら准看護師を目指す場合でも、在学中に病院で働くことは必須ではありません。現在の仕事が授業時間と重ならず、実習中のシフト調整にも対応できるなら、慣れた職場を続ける方法もあります。

一方、看護助手として病院やクリニック、介護施設などで働けば、医療現場の流れや患者対応を学べます。ただし、看護助手には採血や注射などの看護業務は認められていません。

在学中の給料は、勤務先や雇用形態、地域、勤務時間によって異なります。求人票の月給だけでなく、実習期間中に勤務日数を減らした場合の収入も計算し、2年間の生活を維持できるか確認しましょう。

看護助手として働くメリットと給料の考え方

看護助手として働くと、医療用語や院内の動きに触れられ、授業内容を現場と結び付けやすくなります。学生の勤務に理解がある病院なら、実習中のシフトも相談しやすいでしょう。ただし、給料だけでなく、勤務時間、業務負担、学費支援の条件も比較してください。

東京・埼玉で働きながら通える環境を探す方法

東京・埼玉などで学校と病院を探す際は、自宅・学校・勤務先の三地点を無理なく移動できるか確認します。

学校から学生を受け入れる病院を案内してもらえる場合もあるため、説明会で相談しましょう。

学費を抑える奨学金・給付制度

准看護師養成所では、入学金や授業料に加え、教材費、実習費、白衣代、試験費用、交通費などがかかります。働きながら通う場合は、臨地実習中に勤務時間が減ることによる収入減も進学費用に含めて考えましょう。

利用を検討できる主な制度は次のとおりです。

対象となる学校や支給要件、申請期限は制度ごとに異なります。教育訓練給付制度を検討する場合は、志望校の課程が対象か、本人が雇用保険などの条件を満たすかを学校やハローワークへ確認してください。

学費だけでなく収入減を含めて資金計画を立てる

必要な資金は、次の式で整理できます。

2年間の必要資金=学校納付金+教材・実習・交通費+収入減-給付金・返済不要の支援

月ごとの学費だけで判断せず、入学時にまとめて必要な費用や実習期間の収入減も反映しましょう。家賃や生活費を含めた資金表を作ると、必要な貯蓄額が分かります。

学費免除は返済条件と卒業後の勤務義務を確認する

病院の奨学金には、卒業後に指定病院で一定期間働くことで返済が免除される制度があります。ただし、途中退学や早期退職では一括返済が必要になる場合があります。就職先の指定、必要勤務年数、ほかの奨学金との併用可否を契約前に確認しましょう。

准看護師の平均年収は約427万円

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、准看護師の平均年収は約427.5万円です。平均月収は約30.3万円、年間賞与は約63.6万円で、推計年収は「月収×12か月+年間賞与」で算出します。

項目平均額
きまって支給する現金給与額約30.3万円
年間賞与その他特別給与額約63.6万円
推計年収約427.5万円
月々の手取り目安約24万円前後

「きまって支給する現金給与額」は基本給だけではありません。職場によっては、残業代や夜勤手当なども含まれます。そのため、求人を比較するときは基本給と諸手当の内訳を確認することが大切です。

平均月収・賞与・手取りの目安

月収約30.3万円から所得税、住民税、健康保険料、厚生年金保険料などを差し引くと、手取りは月24万円前後が一つの目安です。ただし、扶養家族の有無や年齢、居住地によって控除額は変わるため、全員に当てはまる金額ではありません。

正看護師とは平均年収に約100万円の差がある

同じ統計では、正看護師の平均年収は約525万円で、准看護師との差は約97万円です。仕事内容には共通点が多いものの、業務上の判断権や資格手当、管理職への昇進機会などが異なり、基本給や賞与にも差が生じやすくなります。

年齢・経験年数による准看護師の年収の違い

准看護師の平均年収約427万円は、すべての年齢や勤続年数をまとめた数値です。実際の給料は、経験の浅い20代とベテランの40代・50代では異なります。

年齢とともに収入が上がりやすい主な理由は次のとおりです。

ただし、年齢だけで給料が自動的に上がるわけではありません。勤務先の給与表や雇用形態、夜勤回数によっては、同年代でも年収に大きな差が出ます。

40歳前後の准看護師の年収相場

公的統計では、40~44歳の准看護師の平均年収は400万円台前半が目安です。ただし、常勤で夜勤をする人と、日勤のみ・パート勤務の人では条件が異なります。現在の給料が適正か判断する際は、同じ地域・雇用形態・勤務条件の求人と比較しましょう。

50代後半まで上昇しやすいが一律ではない

准看護師の年収は、経験を重ねる50代後半まで上昇する傾向があります。一方、60歳以降は再雇用や短時間勤務への移行、夜勤回数の減少によって下がる場合があります。年齢別平均は将来の年収を保証する数値ではなく、働き方を考える目安です。

夜勤・勤務先・地域で准看護師の年収は変わる

准看護師の年収を大きく左右するのは、資格だけでなく勤務条件です。特に夜勤手当は月収への影響が大きいため、夜勤なしの職場では全国平均より年収が低くなる可能性があります。

求人を確認するときは、月給の総額だけでなく、次の条件を比較しましょう。

地域別の平均年収は、調査対象者が少ない地域ほど年度ごとに変動しやすい点にも注意が必要です。都道府県ランキングだけで職場を選ばず、実際の求人条件を確認してください。

夜勤なしの働き方は手当分だけ年収が下がりやすい

夜勤なしの准看護師は、夜勤手当や深夜割増が付かない分、年収が下がりやすい傾向があります。一方、生活リズムを整えやすく、子育てや介護とも両立しやすい働き方です。収入だけでなく、残業時間や休日数も含めて判断しましょう。

病院・クリニック・介護施設の給料を比較するポイント

病院は交代勤務や夜勤によって年収を上げやすく、クリニックは夜勤が少ないため規則的に働きやすい傾向があります。介護施設は夜勤やオンコール、各種手当の有無で待遇が変わります。

比較には、実質時給=年収÷年間の実労働時間という考え方も有効です。

准看護師が年収を上げる方法|600万円は目指せる?

准看護師が年収を上げる主な方法は、次の3つです。

  1. 夜勤や休日勤務を増やして手当を得る
  2. 給与水準の高い病院・施設へ転職する
  3. 正看護師資格を取得して選択肢を広げる

准看護師で年収600万円を得ることは不可能ではありませんが、平均年収を約170万円上回るため、一般的な水準ではありません。高い基本給に加え、豊富な経験、夜勤専従、充実した各種手当など、複数の条件が必要です。

まずは現在の給与明細を確認し、低い原因を基本給・手当・賞与の3つに分けて考えましょう。原因が分かれば、勤務調整、職場との相談、転職、進学のどれが有効かを判断しやすくなります。

夜勤・転職で収入を増やす場合の注意点

夜勤を増やせば短期的な収入アップを期待できますが、睡眠や体調への負担も増えます。転職時は提示月給だけで判断せず、賞与実績、夜勤回数、年間休日、残業、試用期間中の条件まで確認し、長く続けられるか検討してください。

長期的な収入アップなら正看護師への進学も選択肢

正看護師は准看護師より平均年収が約100万円高く、応募できる求人や昇進、専門分野への道も広がる傾向があります。ただし、進学には学費と学習期間が必要です。資格取得後の収入増に加え、仕事との両立や希望するキャリアまで考えて選びましょう。

中卒からでも准看護師を目指せる

中卒からでも准看護師になることは可能です。准看護師養成所は、制度上、中学校卒業以上を入学要件としており、指定された教育課程を修了して准看護師試験に合格すれば、都道府県知事の免許を取得できます。

ただし、中卒であればすべての養成所を受験できるとは限りません。学校独自に高卒以上、年齢、居住地などの出願条件を定めている場合があるため、最新の募集要項を確認しましょう。

比較項目准看護師正看護師
一般的な入学要件中学校卒業以上高校卒業相当
修業期間原則2年一般に3〜4年
免許の交付者都道府県知事厚生労働大臣
業務上の判断指示を受けて行う臨床判断に基づき行う

准看護師養成所は中学校卒業以上で受験できる

准看護師養成所へ入学しただけで資格を取得できるわけではありません。原則2年間、講義・演習・臨地実習を履修し、都道府県が実施する准看護師試験に合格する必要があります。

出願資格は学校によって異なるため、中卒者の受け入れ状況を事前に確認しましょう。

正看護師を直接目指す場合は高卒相当の資格が必要

正看護師の一般的な養成課程へ進むには、高校卒業相当の受験資格が必要です。中卒の場合は、高等学校卒業程度認定試験に合格して受験資格を得る方法があります。

また、先に准看護師になり、必要な実務経験を積んで看護師養成所2年課程へ進む道もあります。

中卒から准看護師になるまでの4つのステップ

中卒から准看護師になるまでの基本的な流れは、次の4段階です。

  1. 中卒で受験できる准看護師養成所を探す
  2. 入学試験に合格し、原則2年間学ぶ
  3. 都道府県が実施する准看護師試験を受験する
  4. 合格後に准看護師免許を申請する

養成所の入試では、国語・数学などの学科試験に加え、作文や小論文、面接が行われることがあります。出題内容は中学校卒業程度が中心ですが、倍率や選考方法は学校ごとに異なるため、簡単だとは限りません。

入学後は人体の仕組み、疾病、薬理、基礎看護などを学びます。資格取得までには、講義だけでなく技術演習や病院などでの臨地実習も修了しなければなりません。

養成所の入試に合格して2年間学ぶ

学習から離れていた人は、中学校レベルの国語・数学の復習から始めましょう。過去問題が公開されている場合は、出題傾向の確認にも役立ちます。

面接では、次の内容を自分の言葉で説明できるよう準備します。

准看護師試験に合格して免許を申請する

養成課程を修了すると、都道府県が実施する准看護師試験の受験資格を得られます。合格率は高い傾向にありますが、日頃の授業・実習と試験対策が前提です。

合格後は住所地の都道府県へ免許を申請し、准看護師籍に登録されてから正式に准看護師として働けます。

学費・働き方・入試から考える養成所の選び方

養成所を選ぶ際は、中卒で受験できるかだけでなく、卒業まで無理なく通い続けられるかを確認することが重要です。学校説明会や個別相談では、次の項目を比較しましょう。

授業料が安くても、交通費や教材費、実習費、勤務時間の減少による収入減が大きければ、生活が苦しくなる可能性があります。学費だけでなく、2年間の生活を継続できるかまで試算しましょう。

働きながら通うなら時間割と実習期間を確認する

半日制や午後・夜間中心の養成所では、看護助手などとして働きながら学べる場合があります。ただし、すべての学校が夜間制とは限りません。

また、臨地実習中は通常授業と時間帯が異なる場合があります。勤務先のシフトを調整できるか、実習先まで通えるかも確認しましょう。

学費・奨学金・学習支援まで比較する

費用を確認するときは、入学金と授業料だけでなく、教材費、実習費、白衣代、試験費用、交通費まで含めた総額を比較します。

病院や自治体の奨学金、教育訓練給付制度などを利用できる場合もあります。返済や就業などの条件があるため、金額だけでなく利用要件も確認してください。

中卒で准看護師になった後の給料・就職・キャリア

准看護師免許を取得すると、病院、診療所、介護施設などで看護職として働けます。主な仕事は、医師・歯科医師・看護師の指示のもとで行う療養上の世話と診療の補助です。

具体的には、バイタルサインの測定、注射・採血、食事・入浴の援助などを担当します。就職では最終学歴だけでなく、免許、看護技術、患者さんへの対応、協調性なども評価されます。ただし、採用条件は医療機関ごとに異なります。

厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、准看護師の平均年収は約417万円です。実際の給料は、地域、勤務先、勤続年数、夜勤回数、雇用形態によって変わります。

学歴より資格が重視されるが正看護師とは待遇が異なる

准看護師として就職した後は、中卒という学歴だけで処遇が決まるわけではありません。一方、正看護師と比べると、平均給料や求人数、昇進、専門資格などで選択肢が限られる場合があります。

准看護師は自らの判断だけで看護方針を決められないため、将来の働き方も考えて資格を選びましょう。

中卒の准看護師から正看護師を目指す2つのルート

中卒から正看護師を目指す主な方法は2つです。

中卒の准看護師は、一般に3年以上の実務経験で全日制・定時制、7年以上で通信制を検討できます。条件は変更される可能性があるため、希望校の募集要項を確認してください。

准看護師と正看護師の給料は年収で約80万〜100万円違う

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に計算すると、正看護師の平均年収は約520万円、准看護師は約417万円です。統計上は、正看護師のほうが年間約103万円高い結果となります。

これは、毎月の給与だけでなく、賞与にも差があるためです。ただし、統計は幅広い年齢・職場・働き方の人をまとめた平均値であり、すべての職場で必ず100万円以上の差が生じるわけではありません。

実際の給料は、病院や診療所、介護施設といった勤務先の種類、経験年数、夜勤回数、雇用形態などによって変わります。求人を比較する際は、平均年収だけでなく、基本給や各種手当、昇給制度まで確認することが大切です。

平均月給・賞与・年収を一覧表で比較

項目正看護師准看護師
月額給与36万3,500円29万4,300円
年間賞与83万5,000円64万100円
推計年収519万7,000円417万1,700円

推計年収は「月額給与×12か月+年間賞与」で算出しています。

統計上の年収差を見るときの注意点

月額給与には基本給だけでなく、職務手当や残業代などが含まれる場合があります。また、正看護師と准看護師では平均年齢、勤続年数、勤務先、夜勤の有無も異なります。

したがって、約103万円の差額すべてが資格だけによるものとは断定できません。

なぜ給料が違う?資格・仕事内容・キャリアの差

正看護師と准看護師は、バイタルサインの測定、注射・採血、食事や入浴の援助、診療の補助など、共通する仕事を数多く担当します。現場によっては、日常的な仕事内容に大きな違いがないように見えることもあります。

一方、両者は資格の位置づけと業務上の権限が異なります。正看護師は厚生労働大臣の免許を受ける国家資格で、臨床判断に基づいて看護を実践できます。准看護師は都道府県知事の免許を受け、医師・歯科医師・看護師の指示のもとで業務を行います。

こうした役割や責任の違いに加え、応募できる求人、昇進、専門分野への進みやすさなどが、基本給や賞与、将来的な昇給の差につながります。

正看護師と准看護師では判断権と役割が異なる

准看護師は、自分だけの判断で看護方針を決めたり、看護計画を主体的に立案したりできません。また、経験が豊富でも、正看護師やほかの准看護師へ業務上の指示を出すことはできません。

正看護師は、より主体的に患者さんの状態を判断し、チーム内で中心的な役割を担えます。

資格手当・昇給・就職先の違いも収入に影響する

正看護師は資格手当が高く設定されやすく、管理職や専門分野へ進むことで役職手当や昇給も期待できます。応募できる求人も比較的幅広い傾向です。

ただし、准看護師でも夜勤回数や勤続年数、勤務先によっては、正看護師の平均を上回る収入を得る場合があります。

准看護師と正看護師はどちらを目指すべき?費用と生涯収入を比較

給料だけを見ると正看護師が有利ですが、資格取得までの期間と費用も含めて判断する必要があります。准看護師は中学校卒業以上で養成所を受験でき、一般に2年間で資格取得を目指せます。正看護師は原則として高校卒業後、看護師養成所や大学などで3〜4年間学びます。

准看護師は正看護師より早く働き始められるため、先に給与を得られることがメリットです。一方、正看護師は平均年収や昇給、就職先、キャリアの選択肢が広く、長期間働くほど累計収入を伸ばしやすい傾向があります。

進路を決める際は、次の4項目を比較しましょう。

短期間で働き始められる准看護師の経済的メリット

准看護師は一般に2年間で資格取得を目指せるため、早く医療現場に出て収入を得られます。学費を抑えたい人や、仕事・子育てと学業を両立したい人にも現実的な選択肢です。

まず准看護師として働き、生活基盤を整えてから正看護師へ進む方法もあります。

長期的な収入とキャリアでは正看護師が有利

正看護師は資格取得までに時間がかかりますが、給料水準や昇給、求人数、管理職・専門職への道では有利な傾向があります。

長期間働く場合は、毎年の年収差が累積するため、正看護師のほうが生涯収入を伸ばしやすいと考えられます。

准看護師から正看護師になって給料を上げる方法

准看護師から正看護師になるには、看護師養成所の2年課程などで必要な教育を受け、看護師国家試験の受験資格を得たうえで試験に合格する必要があります。利用できる進学ルートは、最終学歴や准看護師としての実務経験によって異なります。

正看護師になれば、資格手当や基本給の上昇、応募できる求人の増加が期待できます。ただし、資格取得後に必ず平均年収の差額分だけ給料が上がるわけではありません。

進学前に、現在の勤務先で正看護師資格を取得した場合の基本給、資格手当、配置、昇格制度を確認しましょう。転職を予定している場合は、希望地域の求人票を見比べ、資格取得後の収入を具体的に試算することが重要です。

全日制・定時制・通信制の進学ルート

主な進学ルートは次のとおりです。

通信制も完全オンラインではなく、スクーリングや実習があります。各校の募集要項を確認しましょう。

進学費用を何年で回収できるか確認する

進学の経済性は、次の式で考えられます。

回収年数=学費・教材費・在学中の収入減÷資格取得後に見込まれる年間収入増

例えば、進学に伴う負担が200万円、年間収入増が50万円なら、単純計算で回収には4年かかります。希望する仕事やキャリアも含めて判断しましょう。”

准看護師も指示があれば注射・採血・点滴を行える

結論からいうと、「准看護師は注射ができない」という認識は誤りです。准看護師も必要な指示を受け、勤務先の基準に従うことで、注射・採血・点滴などを担当できます。

ただし、准看護師の免許があれば、あらゆる注射を自由に行えるわけではありません。薬剤や投与方法、患者さんの容体によって危険性が異なるため、医師・歯科医師の指示を確認し、安全に実施できる知識と技術を備えていることが前提です。

また、法律上認められている処置でも、勤務先の方針によって准看護師の担当範囲が制限される場合があります。資格上可能なことと、実際の職場で任されることは分けて理解しましょう。

静脈内注射も「診療の補助」として認められている

厚生労働省の通知では、医師または歯科医師の指示のもとで看護師や准看護師が行う静脈内注射は、保健師助産師看護師法における「診療の補助」として扱われています。

そのため、准看護師も適切な指示と安全管理のもとで静脈内注射を行えます。

実施には法律・職場・技術の3つの条件がある

准看護師が注射を担当できるかは、次の3点から判断されます。

自己判断で行わず、指示と手順を確認することが重要です。

准看護師ができる注射と実際の仕事内容

准看護師は、医師・歯科医師の指示や勤務先の基準に基づき、複数の注射や関連処置を担当できます。正看護師との違いは、注射の技術そのものより、**誰の判断や指示に基づいて処置を行うか**という点にあります。

ただし、法律上可能な処置でも、すべての准看護師が必ず担当するとは限りません。患者さんの年齢や容体、使用する薬剤、投与経路、本人の経験などを踏まえ、勤務先が担当者を決めます。

注射は患者さんの身体へ直接影響を与える行為です。指示内容に不明点がある場合や、患者さんの状態に変化が見られた場合は、独断で進めず、医師や正看護師などへ報告・確認する必要があります。

皮下注射・筋肉注射・静脈内注射・点滴・採血

准看護師が担当し得る主な処置には、次のものがあります。

実際の担当範囲は勤務先ごとに異なるため、就職時には研修内容や院内基準を確認しましょう。

注射以外に准看護師ができること

准看護師は注射以外にも、幅広い看護業務を担当します。

指示を受けながら、患者さんの療養生活を支える重要な看護職です。

准看護師にできないこと|正看護師との違いは判断権

准看護師と正看護師の本質的な違いは、個々の手技よりも、**看護を行う際の判断権と指示を受ける必要性**にあります。

保健師助産師看護師法では、准看護師は都道府県知事の免許を受け、医師・歯科医師または看護師の指示のもとで、療養上の世話や診療の補助を行う者と定められています。そのため、患者さんの状態に合わせて看護方針を独断で決めたり、指示のない処置を開始したりすることはできません。

一方で、准看護師にも患者さんの変化を観察し、異常を発見した際に速やかに報告する力が求められます。「何も判断しない」のではなく、**観察した情報をもとに独断で方針を決定しない**という違いを理解することが大切です。

自己判断による看護や看護計画の立案はできない

准看護師は、主に次の行為を自らの判断だけで行えません。

患者さんの状態が変化した場合は、医師や正看護師などへ報告し、必要な指示を受けます。

経験があってもほかの看護師へ指示は出せない

准看護師として長く働いていても、資格上の権限が正看護師と同じになるわけではありません。原則として、正看護師やほかの准看護師へ看護業務上の指示を出すことはできません。

また、正看護師資格を要件とする役職や専門資格には就けないため、将来のキャリア設計も重要です。

注射を学ぶ流れと准看護師として働くための進路

准看護師養成校では、入学後すぐに患者さんへ注射を行うのではありません。まず人体の構造や薬剤、感染予防、医療安全などの基礎知識を学び、学内演習や実習を通じて段階的に看護技術を身につけます。

学校選びでは、資格取得までの年数や学費だけでなく、技術演習と実習の支援体制も確認しましょう。特に、苦手な手技を繰り返し練習できるか、実習中に教員へ相談できるかは、安心して学ぶための重要なポイントです。

また、准看護師になった後、正看護師へ進学する道もあります。将来の選択肢を広げたい人は、卒業生の就職先だけでなく、正看護師養成課程への進学実績やサポートも比較しましょう。

養成校では知識・演習・実習の順に技術を身につける

注射を安全に行うには、手技だけでなく薬剤の作用、感染対策、患者確認、異常時の報告などを学ぶ必要があります。

学校を比較する際は、次の点を確認しましょう。

将来の働き方に応じて正看護師への進学も検討する

准看護師制度の廃止時期は、現時点で決まっていません。取得した免許が直ちに無効になるわけでもなく、准看護師は現在も地域医療を支えています。

一方、就職先やキャリアの幅を広げたい場合は、准看護師として働いた後、全日制・定時制・通信制などで正看護師を目指す方法もあります。

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